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2005年2月から4週間の研修をされたTOMOKO先生の研修日記です。
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初めてのアメリカ。飛行機から見るカリフォルニアの景色は広く緑がたくさん。気持ちは、楽しみなのと緊張とが入り混じっていました。道路も広く、緑いっぱい。空が青くてきれいです。雲がひとつもないので、天地ひっくり返すとまるで海みたいです。建物が低いので見晴らしも良いです。私の来る前の週は雨続きだったらしいですが、この1週間は快晴で良かったです。
ホームステイ先は、とても上品なおばあちゃん。家も庭もきれいで、緊張しますが、お料理も毎回違うメニューでちゃんと作ってくれ、毎日が感謝です。
ロサンゼルスに着いたその日の晩、隣の家でバースデーパーティーをやってるからと少しだけ一緒に見に行きました。友人の年配のおじさまやおばさま方が集まり、60歳なのに、手作り染めTシャツを着て、髪の毛にはお花を付けて、部屋にはバルーンが浮いてあったりと、音楽をかけて、飲んだり食べたり。とても陽気に楽しんでいて、日本との違いをさっそく感じることができ、うれしかったです。
アメリカに来て1週間ですが、2つのバースデーケーキに会いました。日本は丸いケーキがほとんどですが、アメリカでは四角が多いみたいです。カラフルでおいしそうです。味はというと、、、ぬっているクリームがアイシングか砂糖のたくさん入った生クリームなので、すごく甘い。ケーキは日本の方がおいしいです。
アメリカは車社会なので、日本の生活に慣れていると、歩きや自転車だと少し不便かなと感じました。歩道と道路の段差が高く、低くなっているところがせまくて、道もでこぼこ。信号もいちいち押しに行かないといけない。やっと「WALK」になったと思っても、すぐ「DONT WALK」になってしまう。でも、自転車での生活はとても楽しいです。歩行者が少ないので、歩道をゆうゆうと走れるし、毎日緑に囲まれながら走れて、気持ちが良く、気分転換にもなります。発見もできます。また、幼稚園までの送迎で、車の中で、研修USA担当の方がアメリカの生活事情や町並みの説明などをして下さるので、豆知識が増え、勉強になり楽しく過ごしています。
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1週目はパロスバーデスにあるマウントオリーブ幼稚園に入りました。車を山で上がっていった所にあり、周りは高級住宅街で緑もたくさんあり、大きな家(1億円らしいです)が建ち並んでいました。山なので、車で上がるにつれ耳がぼわんとしてきます。近くから海が見下ろせ、環境のいいところです。日本の園の多くは3−5歳を3クラス。ここのアメリカ園では、2−5歳の年齢を5クラスに半年ごとに細かく分けていました。
1週間で、各クラスに入り(合同の日もあり)、それぞれ年齢によって違う保育を見ることができました。1日目は1番小さい子のクラスに入りました。1日のほとんどはFree Playでした。3日目は一番大きいクラスを見ました。お部屋の活動の中で、アルファベットの文字を書くのに、米の入ったトレイに指で何度も書いて練習していました。どのクラスにも、Art,Craft,Science,Mathなど、必ず3つ以上のCenter(コーナー)があり、自分でしたい遊びを選んで活動していました。「their
choice」を大事にしています。
日本では、親の目や親の求めているものがあるので、みんなある程度の作品に仕上がらないといけないというのがあるみたいで、出来上がりもきれいで同じようなものになります。アメリカでは、個性が大切、仕上がりの出来よりも作ることの楽しさを十分に味わうことに重点を置いていて、子どもが竄閧スいということをできるだけさせて、制作の画用紙もたくさん使わせていました。トイレも決まったときに一緒に行くのではなく、それぞれが行きたいときに行っていました。日本とアメリカとどちらの保育が良い悪いというのではなく、両方の保育の違いが興味深く、おもしろかったです。
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外遊びは砂場、三輪車の他に、園庭にあるコンクリートの地面やイーゼルに自由にチョークでお絵描きができ、ブロックで遊べるエリアもありました。みんな思い思いに遊んでいました。遊具の下は、やわらかい地面になっていました。日本の幼稚園にはピアノが各部屋に1台あるけれど、そこの園にはありませんでした。弾ける人が少ないらしいです。CDやカセット音楽で、歌ったり踊ったりしていました。ときどきギターを使うこともあるようです。CraftやArtに、食べ物(マショマロ、スターチ、小麦粉、コーヒーなどなど)を使ったり、教材が大胆でおもしろいものがたくさんあり、いろいろと見せてもらいました。
日本で英語保育を少し経験していた事もあり、小さい子どもには私の英語が間違っていようが、気がねなく話することができました。子ども同士の会話や私に話しかけてくる言葉を耳にし、一緒に遊ぶ中で、私自身が英語の勉強になりました。
日系やアジア系の子どもも多く、日本から来ている子もいました。発音がいいので、最初、英語で会話していたら、あとで名前を聞いてみると実は日本人だったとかというのもありました。私が日本人だとわかると日本語で話しかけてきましたが、所々に「僕のnameはね、、、」など英語が入っていて、かわいらしかったです。
子ども同士は英語で会話していました。年齢が大きい女の子は日本語のわかる日本人同士でかたまって遊んでいました。園長先生(といっても、あまり園長らしくなく、とても気さくな方でした)が、英語が話せない子に対して、無理に英語をしゃべらせなくても耳でちゃんと聞いてるし、そのうち自然にしゃべれるようになる、とおっしゃていました。
また、子どもの中で激しいけんかがあまり見られませんでした。先生に質問すると、アメリカの家庭は兄弟姉妹が多く、物の取り合いなどは家庭ですでに学んでいる。日本は、一人っ子や甘やかされて育っている子が多いのが理由のひとつ、と話してくれました。
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2週目は、カリフォルニア大学付属ドミンガスヒル障害児幼稚園に行きました。先生も子どももメキシカンが多くて、スペイン語と英語が飛び交っている所でした。
クラスが昼と午後で分かれていて、子どもは10人前後から15人前後。先生は6〜10人はいて、しっかり子どもと向き合える体制になっています。1歳半から3歳の子どもですが、ほとんどの子は一見障害があるかはわからないです。でも、ダウン症、多動性、自閉症、年齢から考えると発達が遅れている子もいました。
Free Play,Snack timeが2回、Music Timeには歌や手遊びをたくさんします。・・・正直言うと(前の幼稚園でそうでしたが)、先生方はもう少し歌がうまくてもいいのになと思ってしまった・・・(上手な先生もいます!)。私も歌は苦手ですが、でも日本の幼稚園の先生はみんなけっこう歌はうまいほうなのかなと確信!でも、たくさんの手遊びと歌で子どもも楽しんでいたし、私にとってもMusic
Timeは楽しみな時間でした。
Music Timeの後に、gross motor, fine motor, language, playと4つのCenterに分かれ、3〜5人ぐらいのグループが15分交替で活動します。gross
motorはボールやアスレチックなどで体を動かし、fine motorはぬりえや絵・数字を合わせたり貼ったりなど手先を動かす。
languageは絵本を読んだりして、playは車やブロックで遊んだりしていました。物の名前、色を繰り返し子どもに言わせ、イスにきちんと座れない子にはきちんと座るようにしていました。それぞれの活動を楽しんでいる子もいれば、15分ずっと座れなくて格闘している子もいたりと様々です。
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Snackのとき、できる子は配膳を手伝ったり、自分で食べ物やジュースを入れたりします。言葉が出ない子には、「more」を手でサインします。なるべく言葉で言わすようにしていました。できることはできるだけ子どもにさせ、言わす。子どもが一人で生きていけるように、自立自律できるように訓練しています。泣いたり、騒いだり、
落ちつかなかったら、先生はがっちりとかため、他の子どもと変わらずしつけていました。初め、厳しくも感じましたが、あきらめたり、甘やかしたりせず、子どものためなので、あきらめず熱心にする先生はすごいなと尊敬します。
先生たちはみんな仲良く、よく笑います。ランチ休憩のときに、子どもの犯罪や銃について討論していました。何を言ってるのか分からなかったけど・・・。また違う日のランチ休憩のときには、みんなで子どもの発達のクイズをしながら、勉強しました。Zの発音ができるのは、7歳。黒板が写せるのは、8歳らしいです(通常の発
達)。Shapesを色画用紙に写してカットするのを手伝ったのですが、「きれいで早い!」と驚かれてしまいました。全然、普通なのに。アメリカ人は不器用な人が多いのかな・・・。
アメリカには典型的な園というのはなく、それぞれ違うそうです。みんな「自分のスクール、レッスンが一番!」と言い、アメリカ人らしいなと思います。この精神、見習いたいです。
毎回思うのですが、子ども達はみんなかわいいし、先生もいい人だし、楽しいので、1週間ごとで終わりになるのはさみしいです・・・。でも、1ヶ月で色々な園が見れるのはうれしいし貴重な体験だなと思います。
カリフォルニア大学付属障害児幼稚園研修でした。
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3週目はモンテッソーリ幼稚園に行きました。木の造りの大きな家みたいな園で、棚やイス、テーブル、床もほとんど木で、部屋に植木鉢も多く、きちんと片付いた落ち着いた雰囲気がします。年齢は2歳半から5歳が一緒に過ごしています。離れた部屋には、1歳半から2歳半の子どもがいましたが、私は2歳半からの大きい方の子ども達と過ごすことになりました。
1日目入ったときは、目立って騒ぐ子があまりいなくて、全体的に静かなイメージを受けました。午前中の約2時間はずっと“お仕事(work)”をします。集中力があり、ほとんどの子どもが途中でやめたり諦めたりということをせず、できるまでしていました。“お仕事”中は一人作業が多くなるので、静かなのかもしれません。
子どもの高さに合わせている棚にはさまざまな学びができる教具がたくさん置いてあり、自分でしたい活動を選びます。一つの作業が終わると、きちんと元の位置に片付けに行き(器やスプーンの向きなども決まっている)、また自分のしたい作業を選んで取り、机まで運んで、きちんとイスに座って作業をします。乱れたままになっている棚は、その都度、気づいた先生が正しい位置になおしていました。作業にも段階があるようで、ひもの穴通しの経験をしてから刺繍の作業をするよう、その子どもに適した教具を与えていました。ほうき、ちりとり、教具のカップなども子どもサイズで、割れ物もあり、水が入っていると重いので、自然と運ぶ時に慎重にゆっくりと歩くようになっています。もちろん落としたり、こぼしてしまうこともありますが、
その時は自分で掃いたり拭いたりしてきちんと片付けます。
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アメリカ幼稚園研修!4週目も先週と同じモンテッソーリ幼稚園に行きました。
朝、幼稚園に入ると、遠くの方から私の姿を見つけ、走って寄って来てくれた子どもたちがいてうれしかったです。ここでも2週間の間に、4人の誕生日がありました(今回の研修、誕生日に多々遭遇しています。私も2月生まれなのでなんとなくうれしいです)。
誕生日のお祝いの仕方がモンテッソーリの方法だったのですが、ちょっと素敵だったので紹介します。
親が大きな台紙に子どもの今までの写真を貼り、手作りアルバムを持ってきます。子どもたちは円になって座っていて、その真ん中に黄色のキャンドルを1つ置き、火をつけます。誕生日の子どもは前に出てきて、生まれた時から1歳までをアルバムに沿って皆の前で先生と一緒に紹介。そして地球儀(まるい地球だけ取り外しできる子どもサイズのもの)を両手で持ち、キャンドル(太陽)の周りを1周します。「Now,
you are 1years old.」と先生。そしてまた、1歳から2歳までの写真を振り返り、2周目を回ります。「Now,
you are 2years old.」。また2歳から3歳(今)までを振り返り、3周目を回ります。「Today, you
are 3years old !」と言い、みんなで♪Happy Birthday♪を歌いお祝い。そして、真ん中のキャンドルを吹き消します。4歳の子は4
周、5歳の子は5周と回ります。宇宙の法則も交えながら、あたたかい誕生祝いでした。親はカメラやビデオを持ってきて、我が子の誕生祝を撮影していました。ランチの後は、誕生日の子の親が用意した簡単なデザート(小さなケーキマフィンやゼリー)を食べます。子どもたちの楽しみです。ピザと立派なバースデーケーキを持って来た親もいて、先生は「予定外」と少し困っておられました。ホイップクリームがスプレー缶のようなところに入っていて、プッシュするだけでクリームが出てくる便利なものを見かけました!でも、シェービングクリームと間違えそう・・・。
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ここではモンテソーリランチ(メイン、野菜、フルーツ)というのもあり、希望者だ けもらっていました。
お仕事や外遊びの終わりの合図はベルをチリンチリンと鳴らし、ベルの音が聞こえたら静かにします。静と動のけじめを大切にしていました。外遊びへは1列に並んで外へ行きます。雨で水たまりができていたのですが、服がぬれるのと、泥で汚くなるので砂場で遊ぶのは禁止ということでした。でも子どもたちは水たまりや砂場が気になるようで、つい遊んでいた子どもたちは注意され反省させ
られていました。でも、子どもだったら遊びたくなるのは当たり前だし、禁止するなら最初から外に出さなければいいのに、と思いました。それに、湿った砂で遊ぶのも楽しいし、せっかくの砂場の意味や外で遊ぶ意味があまりないのでは?とちょっと思ってしまいました。ダンスタイムのミュージックはロック系で、子どもたちはノリノリで踊っていてかわいかったです。
自由遊びの時、今まで見たアメリカの幼稚園でもそうでしたが、日本のようにあまり先生は子どもと一緒になって中に入って遊ばないのかなと感じました。少し離れた所で、子どもの安全を見守るという感じです。
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モンテッソーリ保育法にも賛否両論あります。私も日本のモンテッソーリ幼稚園に少しだけ行った事があり、学校の授業でも勉強しましたが、モンテッソーリ幼稚園にもそれぞれいろいろなやり方があるようです。ここの幼稚園は本格的でした。私はモンテソーリの資格を持っていないので、変に手を出してはいけないと、少し気を使ってしまいました。
幼稚園研修最後の日、先生が「彼女は今日が最後。元の学校に戻ります。」というような説明をしてくださいました。すると、子どもたちがhugしに来てくれ、とてもうれしかったです。
1日だけ、パロスバーデスにあるすいか幼稚園に行きました。緑が多く、公園からは広大な海が見渡せ、とても環境の良いところです。先生の話し方や言葉がけ、保育も素敵でした。ランチも、みんな「お弁当」を持ってきていて、残さずきれいに食べていました。やっぱり、私が日本人なので日本の保育やお弁当を見ると安心します。
4週間、3種のアメリカ幼稚園と日本人幼稚園にも行く事ができて、とても勉強になり、楽しかったです。貴重な体験と充実した日々を過ごす事が出来ました。紹介して下さったすいか幼稚園と、研修生を受け入れ協力していただいた幼稚園に深く感謝しています。
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